アイルランド・ダブリンの街角でストリートミュージシャンの男（グレン・ハンザード）は来る日も唄うが誰も気に止める者はいなかった。
ある日、チェコ移民で花売りの女（マルケタ・イルグロヴァ）が彼に興味を持ち話しかける。
最初は疎ましがっていた男だが、２人で入った楽器店で彼女はピアノが得意な事が分かる。
男は彼女がきっかけで再び作曲をし、レコード会社に売り込む為に自主製作でＣＤを作る事に・・・。
ジョン・カーニー監督作品のラブストーリー。
ミニシアター系作品で話題になっていたのは知ってましたがスルーしていて、今回初鑑賞しました。
劇中に奏でる楽曲らがめちゃくちゃいいです。
字幕で読む歌詞も素敵ですが、曲自体が耳に非常に残る。
ストーリーはあくまで恋愛モノなのですが、お互い距離を詰めてこないので分かりやすい展開は無い。
花売りの女の家庭環境などはサラッと語られるので見ていて驚いてしまった（笑）
男が距離を詰めようとしても、彼女が引いたのはそういう意味合いもあるんだとは理解したけど…。
結果的にストーリー云々よりも楽曲が全てな印象の作品でした。
