このレビューはネタバレを含みます
レッドフォードのテレビの嘘
2011年11月9日 20時22分レビュー。
1994年ハリウッドピクチャーズ提供、NY批評家協会賞作品賞受賞。脚本ポールアタナシオ、製作監督ロバートレッドフォード。
こちらも昔っから気になっていた俳優監督シリーズ。レッドフォード監督作四作目。
今回は、ナイーブな2枚目、元祖ブラッドピッドことロバートレッドフォード監督作品。
処女作でアカデミー受賞作品、欧州映画のようなたいそう生真面目なドラマ「普通の人々」を拝見。
クイズショウ、嘘、マスコミとまさしく今に通ずるノンフィク加減な予備知識。今回ブエナビスタビデオにて鑑賞となりました。
なかなかの重厚な
テレビ業界の裏、
有名と金、有名税、番組もたせてやる的な
嘘と駆け引き、
ここだけの秘密と良心呵責、
素晴らしい対立軸を何層にもさり気なくみせながらも魅せる俳優の厚みある真面目な演技の静かな火花が散って良かったです!
まずは、このドラブルメイカーチックなお喋り具合のジョンタトゥーロの気弱饒舌な庶民ぶり必見!
ちなみに私、お気に入り俳優でもあるジョンタトゥーロ。
スパイクリー作品でも
「ドゥザライトシング」のピザ屋兄
「ジャングルフィーバー」の気弱な男
そして極めつけでオススメ!コーエン兄弟のピン主演映画「バートンフィンク」をレコメン致します!
そしてイケイケかっこいいけど影大いに有りな有識者を
レインファインズが演じてます。しかしまぁレインファインズは、こういう
「癖」のある役を
しっかり、「クセ」のエッジを効かせて
演じますね、大好きになりました。
いや、勿論レインファインズといえば
言わずもがな
スピルバーグの「シンドラーのリスト」ですけどね、こちらはマスト必見必聴です!
控えめだけど真面目に攻める、本当の主役のロブホロー
彼に鞭打つ彼女のミラソルヴィーノ
そして何故か適役すぎるスポンサー役の
マーティンスコセッシ。今回は早口ではありません。マーティンは、素は早口で有名。俳優としても黒澤明の「夢」のゴッホ役で出演しています。
ほかにもあるけど、、。素晴らしい天井界のヒール役でした。
そしてわからなかったんですが、「ナチュラル」繋がりでバリーレビンソン監督も出演していました?ちょっとわからなかったです。
とにかくまわりの俳優達の素晴らしくもの静かな
テレビ屋、暴き屋、一般庶民、知識層らへん。
テレビが全ての時代をロバートレッドフォードは、ちゃんと針を立て表現を喰ったてていた事に恐れ入りました。
とっても素晴らしい作品でした!
さてレッドフォードが描くレッドフォードのテレビの嘘、有名無名、貧乏大臣おお大臣。
テレビクイズ「21」のあやとり!
是非ご覧ください!
追伸
テレビってあらためて、怖いです。私は、、、あなたは、お金と有名どちらがほしいですか?
ああいう密室の話し合いは、今日も、、、、どこかで、、、おこなわれている、、、、、。たのしれめればいいのか、どうか、、、。
本作もDVD再発してほしいですね。DVDレアソフトです。