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赤い砂漠のSHのレビュー・感想・評価

赤い砂漠(1964年製作の映画)
3.6
「満ち足りない、自分が見えない、いつも誰かにいてほしい」

灰色の空、荒涼とした工業地帯と煙突からたなびく排煙。
この殺伐とした工業地帯に暮らしているジュリアーナ(モニカ・ヴィッテ)は交通事故の後遺症で精神不安定になってる人妻。

一つのクライマックスに向かって盛り上がっていくドラマというよりは何をやっても空虚感が漂う人妻のさまよう様子を映した映画でした。
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