YasuhitoArai

オールド・ドッグのYasuhitoAraiのレビュー・感想・評価

オールド・ドッグ(2011年製作の映画)
3.8
ペマ・ツェテン監督作品。
中国富裕層の間でチベットのマスチフ犬が高値で取り引きされるため、ある遊牧民族一家の息子は父親が大事にしていた老犬を売ろうとするが・・・という話。

チベット遊牧民の世代による価値観の違い、チベットと中国の貧富の差を感じられる。たんたんと描くが、あまり救いは無い。最後の展開にびっくりした。

ロングショットで動く白い羊が面白い。特に終盤で柵を越えようとする一匹の羊を延々と映しているのが良かった。
犬泥棒のシーンで、夜なのに事の事態が分かるように撮れていたのが良かった。
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