Eryyy678

バットマン ビギンズのEryyy678のレビュー・感想・評価

バットマン ビギンズ(2005年製作の映画)
4.0
ゴッサムシティの闇とバットマンの誕生。
主人公ブルース・ウェインが、なぜバットマンとなったのかを描いた話。

犯罪に貧困。ゴッサムの腐敗が結果的にブルースの両親の命を奪い、バットマンが生まれるきっかけとなった。闇のあるところに人々を救うヒーローは誕生する。それはある意味皮肉な話ではあるけれども。

復讐心や私的感情にとらわれてはならない。そこにヒーローの難しさというものがあると思います。ブルースも葛藤し、時には復讐心にも駆られる。肉体は極限まで鍛えることはできても、心はそうはいかない。だからバットマンの心も揺れ動く。

でもバットマンも一人じゃない。ゴッサムシティで闇に″染まりきってない〟バットマンの協力者たち。特にブルースの執事、アルフレッドが好きです。穏和な紳士。皮肉屋で、主人に厳しい言葉を投げかけるときもあるけど、時には自らの危険も顧みずにバットマンを救おうとする。
「まだ見放さないのか?」
「決して」
きっぱり言い切っちゃうアルフレッドさんがかっこいいです。

ストーリーの最後には、例のあの人の登場も示唆される。言わずと知れたバットマンの宿敵。次作への期待が俄然膨らみます。
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