こんな事が起こってたんだよ、あの沖縄戦では。鑑賞後には怒りと悲しみしか残らない、こんな映画はあまり無い。しかも史実ときたもんだ。
大本営の優柔不断に右往左往させりれる現場。でもこれって現代でもまだ続いている状況はあちらこちらで見られる。
硫黄島と沖縄という地政学的に日本の防衛にはどうしても欠かせない場所なのだが、何十万人もの国民を犠牲にしていいはずがない。「一億総玉砕」を謳っているのだろうが、あんな事が正当化されるのだろうか?
日本人は一度は観なければならない!という町山さんと春日さんの話にうなづく結果になった。
ただ爆発音が怪獣映画のそれだったのは特撮スタッフが同じだから仕方ないとは言え、ヴーンとなってしまったよ。