私が最近見た映画702
「ムトゥ 踊るマハラジャ」
タミルナードゥ州の大地主ラージャーに仕えるムトゥは、馬車使い兼用心棒として人々から絶大な信頼を得ていた。そんなある日、ラージャーが劇団女優のランガに一目惚れ。だがランガはムトゥに恋してしまう...
最近では割とインド映画を率先して見ている方だとは思いますが、日本において「インド映画ブーム」の火付け役となった今作はまだ未鑑賞でした。当時ウンナンの番組で取り上げられてたのを見てた気がする。
なんとなく見てみたいと思いつつ、配信はされてなくてタイミングあれば…なんて思ってたら、まさかの図書館にDVD貸し出しがあって借りた！
いざ見てみると、1995年の作品らしいけどもっと昭和感強めのラブコメディだった。
最近のインド映画のスタイルにすっかり慣れてしまっている人間からすると、そこに行き着くまでにここから洗練されてきたんだなと思ったほど。最近の映画は海外を意識したような作りになってる印象だけど、今作は内輪向けのような感じ。
隣の州に行くと言葉が通じないとかインドあるあるなんだろうな。
カンフー映画にインスピレーションを受けたのか、ヌンチャクのようなアクションシーンが多発したり、思わず笑ったり、そんなわけ！！と突っ込んでしまうようなシーンのオンパレード。
最初は166分ちゃんと追えるか心配の方が強かったけど、だんだんとこのシチュエーションにも慣れてきて止めどきが分からなくなってしまった。
好みが分かれると言えばそれまでだけど、ハマるとクセになる感じ。
インド映画らしさ満点の歌とダンスは健在だし、セットや衣装はこだわりを感じる。
どうしても主人公のムトゥのイケメンMAXな演出っぷりにはハテナだったけども…
なんだろ…クセ強めよね。
でもヒロインはやっぱり可愛かった。
パドミニとランガの雰囲気が似てて、ちょっと惑わされてしまったからもう少し分かりやすくして欲しかった。
お目目パッチリで本当にギラギラ衣装が映える。
恋愛ドラマのベタな展開満載だし、慣れれば割と気軽に見られる方の類かと…
私的には☆☆☆.6かな。
