織田

20世紀少年<最終章> ぼくらの旗の織田のレビュー・感想・評価

3.5
最終章。
「ともだち」の正体が明かされ、物語は収束するものの、謎の解き明かしにはあんまり乗り切れませんでした。「ともだち」の復活祭前後から飽きてくるんですよね…笑
カリスマ性が一気に薄れるというか。


ただ今回もキャラクターの再現度は圧巻。特に敏腕マネージャーのマルオがやばい(語彙力)。宮迫のケロヨンも似合ってて爆笑しました😂紛れもなくケロヨン😂

ちなみに今回鑑賞に当たって「結局正体は誰?」というのを覚えてなかったんですが、実は公開当時(2009年)も「こんなんだったっけ?」っていう印象だったんですよね。何故ですかね。私の興味関心が「ともだち」の正体じゃなかったからなのか…単純に頭が悪いのか…

以下当時の回想と中身のない感想です☝️

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大学入学後間もなく"友達"になった私たちは、4年生の夏も変わらず5人で仲が良かった。

☑我々にコミックスを貸してくれた恩人で、ドンキーと高須の要素を併せ持った『ドン須』🦧
☑半年間留学していた、リーダー的存在の『ボストン』👱‍♂️
☑作品内の登場人物への愛が深く、優しい『ヤマダ』⛰️
☑オッチョの様にいつも冷静な(育ちも良いw)『ダイゴ』🕵️
☑声が低いので「ともだち」の真似担当だった私👁️‍🗨️

第2章『最後の希望』をみんなでDVD鑑賞してからほどなくして、第3章が公開された。2009年8月末。

ガチ勢のドン須は公開初週に観に行き、mixiで感想を発信。考察の議論も積極的に交わしていた。
「話したいから早く観てよ〜!」
ドン須が急かす。

ボストン、ヤマダ、私の3人で行った。ヤマダは「あの」ロゴがプリントされたTシャツを着用して池袋に現れた。多分非公式のグッズだろう。たまに学校にも着てきていた。

HUMAXシネマズの前で、☝️のポーズを取って写真を撮った。知らない人も一緒に映ってきた。「友民党最高〜」と盛り上がるヤマダが楽しそうで私たちも嬉しい。

(ドン須に貸してもらって)漫画既読の我々的には、第3章での最大の注目はケンヂの唄だった。
「グータラーラー スーダララー」と描写されたあの歌を"読む"のではなくて"聴く"ことができるのを楽しみにしていた。私たちも万博会場に集まった聴衆の一員だった。

鑑賞後、ボストンとヤマダはグータラスーダラを気に入ったようだった。元々音楽が好きで『20世紀少年』の曲も凄く良いと言っていたボストンは帰り道で早速口ずさみ、ヤマダも「アコギで弾き語りしたいなぁ😊」と興奮を隠せない。(個人的にはグータラスーダラに肩透かしを食らった感じでしたが…)

長い夏休み期間が終わり、大学の構内で顔を合わせるようになった私たち5人は、最終章を観た感想を語り合った。
2007年に夢中になったコンテンツを、2年後もまだ熱量を持って語り合えるのは本当に幸せだと思う。10年以上経った今、強くそう思う。

5人組の私たちは、同じキャンパスに通うという属性以外に、20世紀少年という共通言語を持った。目の前に映る事に作品内のセリフを引用しては楽しんでいた。ドン須みたいに作品を深く読み込んでいる奴も、ダイゴや私のようなニワカも。

翌春私たちが卒業する時には(留学の関係で)遅れて秋卒業だったボストンが、
「やめろ、終わっちゃうじゃないか」
と言ってきた。正確にはドン須の投稿したfacebookにコメントで書いてきた。本当に汎用性が高い。

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今回再鑑賞したきっかけは、先日誕生日だったドン須にダイゴが「あーそびーましょ」とLINEを送ったことでした。

私たちを"本当の友達"にしてくれた「ともだち」。久々に観たけど懐かしいと思えるシーン多数で楽しかったです☝️笑
織田

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