TAK44マグナム

巨大蟻の帝国のTAK44マグナムのレビュー・感想・評価

巨大蟻の帝国(1977年製作の映画)
1.5
とにかくデカい動物が人を襲う映画ばかりを撮っていたミスターBIGこと、バート・I・ゴードン監督作品。
昔は、よく木曜洋画劇場で放送されていましたねえ。
本物を蟻を使って低予算で撮影しています。蟻の主観映像が複眼ぽくなっているのがミソ。

リゾート開発の進む島へ見学にきた人々を巨大化した蟻が襲います。打ち捨てられた核廃棄物のせいで蟻が巨大化し、凶暴になっていたのです。
なんとか蟻から逃れた人々が街へ向かうと、なんだか様子がおかしくなっています。
なんと、巨大蟻の女王が、街の住民たちをフェロモンづけにして操っていたのです!そんな馬鹿な!!
ビックリ仰天の展開に、子供の頃は興奮したものですが、いまだったらあまりの酷いお話に怒りが沸くかもしれません・・・・・なんて思ったら、原作がH・G・ウェルズなんですね!読んだことないけど、原作もこんな話なのか??

蟻たちは人間をこき使って砂糖を作らせているんですね。
このあたりの画づらがすごくシュールなんですが、だからどうしたってわけでもなく、もう何でもいいやって気にさせてくれます。
しかし、どうしてだか忘れられない珍作でもあるんですよね。