みずけん

ベニスに死すのみずけんのレビュー・感想・評価

ベニスに死す(1971年製作の映画)
3.7
この超ド級の名画に対して恐れずに正直な感想を。
とにかくテンポが地獄のように遅く、このまま永久に終わらないのではとすら思えた。大まかなストーリーも知っていたので余計に。スコセッシに編集任せたら多分20分くらいに収まる。

ほかのヴィスコンティ作品で言うと「ルートヴィヒ」なんかは計4時間もあったのに、ヴィスコンティの美的感覚が凝縮された非日常で重厚な絵作り、雰囲気のおかげで見ていられた。

ただこれは、、、バケーション映画にもサスペンス映画にも恋愛映画にもなっておらず、どう見ればいいのかようわからん作品だった。
後にベルばらなどに影響を与えているのでどちらかと言うと女性向けなのかな。。。
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