映画 炎628(1985)ソ連/143分
監督 エレム・クリモフ
脚本 アレシ・アダモヴィチ
エレム・クリモフ
主演 アレクセイ・クラヴチェンコ
高3から気になっていた作品をようやく観る事が出来た。
1943年のドイツ占領下のベラルーシを舞台に、赤軍パルチザンに身を投じた少年がドイツ軍のアインザッツグルッペンによる虐殺を目の当たりにする様子を描いた戦慄の戦争ホラー作品。
1943年3月22日に実際にあったベラルーシで起きたハティニ虐殺を基に描かれている。
「検索してはいけない」で有名よね。
神経がすり減る、簡単に人にオススメできない。
あの時おじいちゃんと言う通り銃を掘り出さなければ、ドイツ軍の偵察機に見られてなければ......。
友人が戦場にいるといって自ら戦うことを望んだはずだったが、死んでいく家族、過酷な飢え、そして本作一番のメインであるユダヤ人教会閉じ込め火災と実際の死体描写や強制労働施設、逆再生の戦争のモンタージュ映像が見どころだった。
主人公の少年は演じてた際にメンタルカウンセリングを行うほどメンタルが超病んでしまったらしい。
出てきた銃器は全て本物、火炎放射器も本物だ。
怒りと怨みと悲しみで涙をこぼす主人公が銃を撃つ時の表情が物凄く怖い、人間ってあんな顔できるのか。
キャッチコピーは「来たれ、そして見よ」
人間の残虐性は今も昔も変わらないのな。