【soutaの邦画つぶやき No.442】
"さまよう刃 (2009)"
最愛の娘を殺された長峰重樹は、犯人の居場所を告げる密告電話を頼りに警察ではなく自らの手で犯人を裁こうとする。
未成年犯罪者、法律に対する矛盾を突いた東野圭吾原作のサスペンス。心情でいえば、子を殺された親が犯人を殺してやりたいと思うのは当然だと思う。犯罪者に優し過ぎるこの国の法律は、被害者、遺族に対して寄り添っていない。
警察が遵守しているのは人ではなく、法律なのか。復讐の先にある、胸を裂くラスト。でも個人的には2021年のWOWOWドラマ版の方が、人間ドラマもテーマ性もより深く描かれていて好きでした。
