このレビューはネタバレを含みます
【soutaの映画つぶやき No.1088】
"もう終わりにしよう。"
雪の日 恋人との将来に悩みつつ、彼の両親を訪れた女性。だが不思議な感覚に見舞われ、次第に何が現実なのか分からなくなっていく。
一体女性の身に何が起こってるのか…しかし最後まで見ていくとこれは、もう終わりにしよう(自殺?)と考えている用務員、つまりは現在のジェイクの妄想の中の話だった。これを理解した上で見ると少しはシンプルだけど、幻覚・視覚的な表現が回りくどく、このややこしくさが今作の難解さを生んでると思う。
ジェイクが生涯を振り返る中で思い出す一人の愛した女性、別れてしまったあの頃を悔いているのかと思ったが、では何故ずっと女性視点で語られその幻覚がジェイクの両親やジェイクの記憶のものが殆どなんだろうと思ったが、女性もジェイクが生み出した妄想の産物だったのかな。ジェイクがこの孤独と虚しさから抜け出されたらいいな、じゃなきゃあまりにも希望が無さ過ぎる。