soutaの映画まとめ

BLUE GIANTのsoutaの映画まとめのレビュー・感想・評価

BLUE GIANT(2023年製作の映画)
3.9
【soutaの邦画つぶやき No.548】
"BLUE GIANT"


世界一のジャズプレイヤーを目指すサックス吹きの宮本大は上京し、横暴な態度なピアニスト沢辺雪折、素人のドラマー玉田俊二と共にバンドを結成する。


好きな音楽ジャンルは違えど、音楽が好きな人間は全員喰らってしまう程あまりにも力強い作品。

上原ひろみ監修の劇中音楽が素晴らしいのは勿論 演奏シーンが凄まじい。中でも一番感動したのは作画。"音で心が震える"、その映像表現凄かった。観客がジャズで心が動かされる様子や演奏のソロパート。
このソロパートに関して私がもう一つ思い浮かんだ映画がピクサーの"ソウルフル・ワールド"だった。演奏中に極限までの集中・深いモードに入り込む表現がある点、"静と動"でいう"ソウルフル・ワールド"が"静"で今作が"動"だと思う。似てはないけどどちらも好きな描き方でした。

3人が才能や努力でぶつかり合う中、最後まで玉田を応援したくなる作品だった。お爺さんのシーン本当に泣ける。声が岡山天音って全然分からなかった、山田裕貴も間宮祥太朗も上手いけど一番上手でびっくりした。