このレビューはネタバレを含みます
続ヤコペッティの世界の人間は残酷大陸(笑撃的)
2013年4月9日 18時47分レビュー。
1963年、音楽ニーノオリヴィエロ。監督、脚本グァルティエロヤコペッティ。
モンド映画の始祖から、もしかしてPOV系ホラーの始祖ルッジェロデオダート(ヤコペッティ組スタッフの経歴)を生み出したヤコペッティ。
私のホラー歴は、小学校の時から。
だってCMでも、テレビでもホラー映画がんがん放映していた80年代初頭。
いやでも目に入るわけです。いまじゃ考えられない自由な残酷。
小六の時に「悪魔の毒毒ホラー」を見てトラウマッたけ経験あり。エログロが早すぎました。
ダンオバノンの「バタリアン」でホラーを見ることを一回やめました。あんまり怖すぎて、あと、本当にこれが起こったらと妄想して、気落ちしすぎて、、、。
さてあれからうん年。中年ど真ん中。そのトラウマホラー群を見てみようシリーズ。
実録残酷系トラウマホラーを見てみようという事で試みてます。
以前千円以下という破格な破壊値段で中古屋で購入したマイDVD棚から一掴み。スパイク発売DVDを鑑賞しました。
前作や次作の「さらばアフリカ」に比べると急に急いで作りました的ヤラセくさいソフトネタ満載でした。
残酷、リアルネタ少なめであります。
なんてったってラストが
ビンタ楽曲隊(大笑い)
ですからね。会場にならぶ蝶ネクタイの男達。右肩上がりに身長の差が並び、さながらドレミファソラシドの配列かのようです。指揮者ならぬビンタマンがその男達を音楽に合わせてひたすら殴りつづけるというネタ(笑)
これが映画のラストなんだから、まして本当とは言い難いいい加減なラストで、
小男が鼻血出して終わるという
今まで
みたことない
衝撃笑撃なラストでひっくり返ってしまいました。まあばかばかしいこと!?続ヤコペッティ(笑)
という事で
冒頭は、声帯がとれた犬の姿、手術姿から始まった続編。
三分に一回変わる残酷ネタ満載で面白かったです!
夜ネタ
パレード
ゲイ
アフリカ原住民
動物ネタ
犯罪
軍団ネタ
まあいつものヤコペッティラインの訳の分からぬYouTube残酷画像検索よりも
先読みしたヤコペッティのいい加減なフィクションノンフィクションのリミックス
中でも有名な
とある宗教家の焼身自殺の風景が映りますが、資料本によるとどうやら嘘らしいです。
カット変わったり、事実と違ったり、あるようです。
ヤコペッティが作為的に事実をモキュメることが
デオダートに伝染したんですかね?
音楽は、リズオルトアーニじゃなかったんであんまりでしたね。勿論仰々しい、いかがわしい音の満載でしたが、。
他こんなネタ以下入ってます。DVDシーンリストより抜粋(ムフフ)
生きた蟻の入ったタコス(メキシコ)
帽子キャンペーン、キス一回五ドル
インドの苦行僧、針地獄
サルディーニャ島石頭コンテスト、壁にたたきつけろ
これはびっくり、ビンタで演奏するコンサート(これラストのヤラセです爆笑過ぎます。ていうか映画史に残る馬鹿馬鹿しさ)
さて
よりソフトになった
続ヤコペッティの世界の人間は残酷大陸
見られたら是非!
しかしラストのいい加減さに大爆笑。だってラスト、
モンドでも、残酷でもないだろ!ギャグです。