このレビューはネタバレを含みます
なんだこれ、すき!
160分という、ドラマ映画としては長いのに笑えるシーンがたくさんあり、1人の人間ドラマとしてまとまっており、男女の恋愛ドラマでもあり、家族の生死を考えさせられ、さらにジェンダーとか移民問題とか大学生でのデキ婚とか貧富とかも盛り込んでる。
でも、世之介のまっすぐで憎めない性格、友達や恋人を何よりも大事にしているところがたくさんあり、世之介と出会った人々が彼を振り返って笑顔になっちゃうところは素敵でした。
子どもができて大学を辞めた友人に「お金かして?」と言われたとき、躊躇なくいいよ!というシーンとか、同性愛者をカミングアウトした友人に全然偏見なく笑顔を返せるところとか。
祥子ちゃんのお嬢様でありながら庶民の生活にどんどんチャレンジしていく豪快なところ、とっても楽しかった。
世之介と祥子ちゃんの恋愛はアニメキャラの登場人物みたいで面白かった。
祥子ちゃん、とにかくかわいい!
人と出会ったときに、振り返って笑顔になれるような付き合い方って素晴らしいな。世之介は何かに優れているってわけでもなくて、お金持ちでもない、誰でもできるってことを提示してるのが素晴らしい。