gengeng

ヴァージン・スーサイズのgengengのレビュー・感想・評価

ヴァージン・スーサイズ(1999年製作の映画)
4.0
メチャクチャ可愛い5姉妹と、それにノックアウトされちゃう男子〜!
リズボン姉妹、同い年の男子よりも圧倒的に大人びていてミステリアス。ただ、それはこの姉妹に限った話じゃなくて、女子とは常に大人びていてミステリアスな存在よね。「彼女たちはもう”女”で愛や死を理解していたのに、僕らは騒々しいだけの子供だった」というセリフ、メチャクチャ共感する!!ただただ騒ぐぞ〜〜〜〜!

トリップは良いキャラしてる。歩き方とか動作がくねくねナヨっていてメチャクチャウケるね。カッコつけマンは最高!そんなカッコつけもラックスには全く通用しなくてプライド傷つけられて落ち込むところも最高!両親がパパなのも良い。

トリップとラックスが上映室で映像を観るシーン。『LA LA LAND』の映画館シーンはこれを元にしていたのかもしれんな。邪魔されるのがコンリーの屁か映画の焼き切れかの違いで、映像のセリフがそのまま状況描写になって、距離を縮めるとこは同じ。この演出大好き!粋!!「君は冷たい女だ」は超痺れた。

そしてなんと言いましても、Airの音楽がたまんないっすね!『サスペリア』や『Fantastic Planet』のような上品かつ不穏な音楽。ぴったりです!

詩的で淡くて儚いので「は〜消えて〜」っていう気持ちが最大化されてる。
gengeng

gengeng