gengeng

カルトのgengengのネタバレレビュー・内容・結末

カルト(2012年製作の映画)
4.5

このレビューはネタバレを含みます

『哭声』『来る』的な呪術バトルの元祖?マジでいろんな意味で最高&面白すぎ。

まず、出演者の演技が下手?逆に上手?すぎて、モキュメンタリーなのにどこからどこまでがモキュメンタリーなのか分からなくなる恣意的なメタ構造に笑う。

あびる優とハンバーガーネキとマリ。最初からハブられ気味のマリが不憫。これも時代性?とも思うけど単純に演技のせいな気もする。この「ん?これ本気?ギャグ?」ってなる不安定感がたまらない。
ハンバーガーネキはハンバーガー食べて大迷惑かけておきながらその翌日はケロッとしてたり、キャー!!って叫びながらわざわざ敵陣にバカ凸したり本当におもしれー女。最後も普通に呪いの転移先にされててマジで面白すぎる。

画質の悪さも相まって怪奇現象の描写が不気味なのは普通にめちゃくちゃ良かった。逆再生・早送りの演出もCGっぽいのも意外とハマってる。蜘蛛パピヨン良すぎ。

呪詛バトルも見どころではあるが、ネオ(名前マジで最高)のキャラクターが立ちすぎてて最高。
ほっそい眉毛のホストっぽい風貌でぬ〜べ〜の鬼の手よろしく、呪術を唱える時には手袋を外すその外連味。よっ!待ってました!

なんといっても「本当の戦いはこれからだな」って終わるの、ギャグ以外で初めて見た。ガチで爆笑した。
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