#215 堕天使
1950年代のブルックリンとニューオーリンズが舞台
主人公はミッキーローク演じる私立探偵。
ルイ・サイファーというヤバイ感じの紳士より第二次大戦中に人気歌手で終戦後PTSDを患って入院しているジョーイという人物を探す依頼を受け様々な事件に巻き込まれていくストーリーです。
◆良い点/注目ポイント
・プロボクサー時代【猫パンチ】で有名なミッキーロークが引き締まった体でエピファニーとの血まみれの濡れ場は背徳の極みです。
・シャーロット・ランプリング(若い!)演じる占いの館の黒人メイドとの会話がフランス語なのが不思議でしたが、ルイジアナ州は米国がフランスから買った州でした。
・ルイ・サイファーを演じるロバート・デ・ニーロのラスボス感、マフィアの香り、漢として憧れます。
・ヒロインエピファニーの洗髪のシーンで濡れたシャツ越しに透けるチラリズムは至高の芸術です。
◆改善点
・ハードボイルドな探偵映画が後半の特殊効果により『SUPER NATURAL』風にアレンジされてしまい心理的な怖さが半減したの惜しかったです。
◆総括
・最近のハリウッド映画は50年代の車がピカピカの状態で走行するシーンが多いですが、使用感のある感じの中古車をあそこまで集めたのは凄いなと思いました。
またこの映画の手法がこの後の有名な作品のオリジンだったのかと考えさせれました。
-2020年 215本目-