悪とユニコン

パッセンジャーズの悪とユニコンのレビュー・感想・評価

パッセンジャーズ(2008年製作の映画)
3.6
航空機墜落事故生存者の5人のセラピストをしている主人公は、5人のトラウマを払拭するために事故の真相に迫ろうとする。5人の話訊くうちに次第に航空会社の人に付きまとわれ、不審を抱く主人公の話。サスペンス・ラブストーリー・ヒューマンドラマ。

前半はミステリー色が強いが、後半はヒューマンドラマ色強い作品となっていて一粒で二度おいしいです。

主人公がセラピストという設定がうまくいかされていて絶妙です。
精神不安定な患者を治療するために全身全霊を傾けることでストーリーが発展していきます。
患者がクレイジーなのか?航空会社がクレイジーなのか?セラピストが精神を病んでしまったのか?
患者(事故生存者)の証言と航空会社の言い分から推測される事は果たして何なのか?
不思議な展開ではあるが、鑑賞者を納得させたり共感させる能力が高い作品です。