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ストロベリーショートケイクスのsahoのレビュー・感想・評価

4.0
“神様なんかいらないよ”

200%女性向けの映画。
いろいろしんどいけど、すごく好き。
後味が「南瓜とマヨネーズ」の時と同じ、と思ったら原作者が同じだった。。。納得。
デリヘル受付、デリヘル嬢、OL、イラストレーターの女性4人の交差するストーリー。

それぞれが抱える闇、誰かにぶつけたいけどぶつけられない思い。願うだけではどうにもならない願い。
きっとこの映画は、いかに彼女たちの生活がリアルに感じられるか感じられないかで、賛否が分かれると思うんだけど、私はとても好き。
この映画が相当ハマった私って、結構やばいかも。笑

とにかくデリヘル嬢秋代の菊池への片思いが辛すぎて、一番入り込んでしまった…。
あそこで謝るのはずるいだろ!と思ったら、秋代も同じこと思ってて「だよね〜」って思わず口にしてしまったw
“菊池が触れた私の体、誰も触るな”はすげぇ。
あの最後のサシ飲みはだいぶ見ててしんどい…。
けど最後に「神様なんかいらないよ」と、清々しい表情で笑う秋代を見て、私も勇気をもらった。
強く生きる女性は逞しい。

90本目 / 2019
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