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(500)日のサマーのlanouvelleluneのレビュー・感想・評価

(500)日のサマー(2009年製作の映画)
3.6
いわゆる "運命の二人" は作品内に存在するが、そのうちのヒーローの方は画面に一瞬しか登場せず、ヒロインの方が軽い気持ちで会ってた別の男に慕われる様子を主に描いた作品。ちゃんと読まないと誤解しそうだったけど、ヒロインと『脇役』の物語だと自分は解釈した。そしてその『脇役』は別の物語ではヒーローになり得ると。サマーのどこが小悪魔なのか全く分からない。
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JGLを使いたいディレクターの気持ちが分かる気がする。LA出身で子役からずっとやってるハリウッド俳優がこの『マジの』普通感を出せるのは凄い。大抵の役者が演じるポテト役はラフランスのへたをとって黄土色に塗った感じになるが、JGLのポテト役はまごうことなき馬鈴薯。カッコいいんだけど、カッコいいオーラはないのが強いな。それでいてイケイケを求められたら出来るという。
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中盤で名作たちへのオマージュが登場した時に腹七分目くらいに満足してしまったが、それでも最後まで観て良かった。意味のない作品は好きだけど、意味のある作品はもっと好き。
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