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港へ来た男のhummingbirdのレビュー・感想・評価

港へ来た男(1952年製作の映画)
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三船は捕鯨船で働き始めるが、船長の志村喬はクセのある男で…。

志村喬が口の悪い粗野な男で、三船がいつもそれをフォローする役どころという、「男ありて」のようなパターン。捕鯨の様子や、遭難シーンの特撮などが見どころ。

撮影は、長めのシーンの人の動かし方や、人が多いシーンを使った盛り上げ方など、全体的にうまいと思う。カットのつなぎに繊細さがなくてもったいないけど、この時代の作品は割とこういう感じかも。

若い世代が上の世代に悩まされるという話は珍しいかも。戦後だから?

(以下ネタバレ)志村喬が三船を認めるきっかけが、助けてもらったからじゃなくて、「船の動かし方がたいしたもんだ」というのが、いかにも仕事に生きる人という感じがした。

「生誕100年 映画俳優 三船敏郎」
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