ガブXスカイウォーカー

クラッシャージョウのガブXスカイウォーカーのレビュー・感想・評価

クラッシャージョウ(1983年製作の映画)
5.0
本作『クラッシャージョウ』は原作者、高千穂遥が自ら脚本を書き、挿絵の安彦良和がキャラクターデザイン、作画監督、コンテを担当したので、原作小説のイメージを壊すことなく、ファンにとっては理想のアニメとなっている。
作画だけでも観る価値があるので、機会があったらぜひ鑑賞をお勧めしたい。

ところで、安彦良和の描くマンガ、小説を観て思うことは、天才、いや神がかったキャラクターデザインと作画なのに、マジメ過ぎてつまらない(でも世間の評価は高いようで、賞をいくつももらっている)。

では、安彦良和のアニメ監督作品はどうであろうか?
『クラッシャージョウ』 監督・キャラクターデザイン・作画監督
『巨神ゴーグ』 原作・監督・キャラクターデザイン・作画監督
『アリオン』 原作・監督・キャラクターデザイン・作画監督
『風と木の詩』 監督・絵コンテ
『ヴイナス戦記』 原作・監督・脚本
『機動戦士ガンダム THE ORIGIN』 原作・総監督・キャラクターデザイン・絵コンテ
いずれも超絶作画で映像クォリティは高いのだが、興行的に成功したのは、なんと『クラッシャージョウ』と『機動戦士ガンダム THE ORIGIN』だけである。
たしかに安彦原作である『巨神ゴーグ』、『アリオン』、『ヴイナス戦記』はちょっと盛り上がりにかけることは否めない。
なぜ『クラッシャージョウ』と『機動戦士ガンダム THE ORIGIN』はヒットしたのか? 単純に他に原作者がいるからだろう。