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沼地という名の町
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沼地という名の町の作品紹介

沼地という名の町のあらすじ

アルゼンチン北部のサルタ州の湿地帯を舞台に、荒れ果てた屋敷で蒸し暑い夏を過ごす退廃的なブルジョワ家族を描いた作品。物語は中年女性であるメチャと、その夫の家を中心に展開する。アルコール依存症気味のメチャは、親戚のタリスとその子供たちと共に別荘で夏を過ごすことになるが、タリスもまた不安定な精神状態を抱えている。無気力で怠惰な大人たち、独自の遊びや冒険を求める思春期の子供たち、そして先住民の使用人たちの姿が湿度の高い夏の空気を背景にして描かれ、家族間の緊張関係や性的抑圧、階級間の軋轢が次第に露わになっていく。そして、ある少年が起こす事故が、この閉塞した日常に一石を投じることになるが……。

沼地という名の町の監督

ルクレシア・マルテル

原題
The Swamp/La Ciénaga
製作年
2001年
製作国・地域
アルゼンチン
上映時間
103分

『沼地という名の町』に投稿された感想・評価

Shaw
-
ほんの少しブニュエル っぽいなという以外には全く理解できていない。

立ち込めるような濃度強めのムードのつくりこみに重きが置かれ、ストーリー性はほぼ皆無。説明不可能な不気味で気怠くて湿気の強い雰囲気が前編を覆う。

なんだか君の悪い感じがずーっとどんよりと続いてて、退屈な映画のはずなのにずっと目が離せなかった。音の作り込みもすごい。
まるで重力に逆らえないかのようにベッドやプールサイドの椅子に へばりつき動こうともしないブルジョワたちの映画。試みは認めるが、最後までそんな感じなんで退屈っちゃ退屈。
やっぱり本作でも独特のフレーミングをしている。

とにかく絵面に清潔感が無くて、そこは凄い。
だらだらと半裸で過ごすシーツは臭そうだし、泥まみれで遊んでたりする。髪は脂ぎっている。

オープニングで怪我した母親がプールサイドで倒れても誰も椅子から動こうとしない異様なショットと、 次女が汚いプールに飛び込んでも それをつったって見ている子供たちの横並びのショットが最高である。
なんか、ホッパーの絵画を思い出した。空虚だ。
✔️🔸『沼地という名の町で』(4.4 )🔸『か「」く「」し「」ご「」と「』(4.1 )🔸『少女は卒業しない』(3.7)▶️▶️

 私は携帯・スマホを持つのが遅く、情報が入って来なかったので、この21世紀の鬼才兼巨匠の名前を知らずに来た。WOWOWに乗っ取られるCS局でよく放映してたのに。ライヒャルトやプイウらはらはそれでも観てたが、この作家を知ったのはせいぜい10余年でしかない。広く年間BESTも獲った『サマ』は流石に10年近く前に観たが、屈折からのヒン曲がり力はあるが、かなり真っ当本格派の造りだった。傑作であることは間違いないが、ちょっと正統過ぎる感。
 そして、やっとこの作家の長編第一作をスクリーンで。レイトの上映で疲れてたが、これこそが待ち望む、或いはそれ以上のインパクト作。その進行・編集は、実験映画全盛期と通じてるみたいだ。雲・強め雨・カーテン越し光、らが薄暗く立回り侵食し、生身の人間の流血と同質に通底し、独立毅然無理な肌と肉体が、自然と溶け合う、鮮やかキレあるタッチとは、真逆のトーン。雨滴列で変化視界の窓越しや類似鏡収めカットも多い。締める窓枠ら越しの図も。プールサイドや起きがけ・夏のせいで皆半裸で、生活メリハリもない、が当たり前の、あちこち絡み跳んで結果群像劇、膨らみなのかなぁ、作。
 前半の細かいカッティングが、繋ぎ目を妙にズレまくり、イメージや動きが重なったり跳ねたりするのが、不可解・不快を超えて、真の壮大人間世界。カット間無く、似たプールサイドの人らの片し行動カット連ね群、或いは二人ら少ない人数の暗く何だか分からないアップや・顔らアップ強引放り入れ・力業の位置を繋ぐ角度変も寄りめ。関係者が大所帯避暑や森林入り込み・個室ダラダラらであちこち散らばりの平気繋げカッティング。或いはゴチャゴチャ動きを追い眺める中の相互幾駒か被り五月蝿いカッティングも。セオリー反し羅列より、寧ろこっちが本道かなと、延々続くと思いくる。これで貫徹すると、ニューアメリカンシネマの代表作群に交っても違和なし。 
 後半は流石にストーリーテリングを組立てた骨格が出てくるが、それらも同じく世界を解体・無意味化してく形の変相だ。人物が多く関係も錯綜し、似た流血ら事故にも巻込まれ、最終的に未だ未だ活発な母の実家に再集合の筈が、病院輸送や・天候や体調の重さ・気紛れで、集まる前に先にある程度近隣にいたのに離れてしまったりして、叶えられる方へは向かない。ブエノスアイレスの無条件中心性・吸引力も、地方の荒い薄汚れた疲弊の魅惑の前に、強くは働けない。
 かなりの退廃当然上流階級を中心とした、夫婦・親子・きょうだい・社会的付き合い・恋人・愛人・同性愛者、らが幾つもの世代を跨ぎ、二人から三人、更にか元より多人数が絡みあってく。電話や何かしら関連感覚で、あちこちに跳び繋がる。不思議な勢い止まらない筆致からは、今年度見た映画の内でも、際立ったインパクトや浸されが続く。今世紀初め、感性からも概念からも多数新しいめざましい作品が生まれたが際立っている。映画的快適リズムやめざましいインパクトなど決して生まない。
………………………………………………
 日本映画でも似た変わった且つハッとさせられまた、どこかに引き連られてく才気に出逢う。『か「」~』。高校生活後半の、男女数人の相性や恋の行方を、二.三か月で区切りを入れ、時に前後しながら、軽快の筈が七面どうを引きずる宿命で描かれてく。とにかく、メインの5人の演技が舌を巻く上手さと臨場感で、小劇場的とも言えるが、演劇祭・修学旅行、より普通で広いところに破れ連なりも、当たり前に。しかし、何かが変だ。メインの人物らは、対象の人物や関係性熱度について、先んじて分かる(超)能力を、自分だけの負担かも、と持ってて、内面モノローグも旺盛なのだが、どこか1人早合点性向を持ってて、単なる勘違いや気遣いし過ぎに、止まる事多。能力は図形アニメとして載っけられ、普通の映画だと過剰にリードしてくスピード感を産むのたが、実質本当に物事を理想的に進めるにははたらかない。
 それでも刺々しさより、間抜けさ・通じて誠実さまんま体が、温かみや円満さの方を縁取ってゆく。真実を突き合いながら、外して、結果理解を産んでく。その屈折感・人間味が、小劇場よりも、肝心要のポイントを外す事すらもの人間の能動性としっかり、記し共存させてくる。デクパージュは上手いな、と思ってると、肝要を描いてないのでは、の部分も。要は映画話法などを、あからさまには信じてはいないのだ。この作家の前作をTVで先日やってたので、それも観たくさせる。
 (p.s. その後、この作家の前作を録画分から観るが、前に面白くて半ば観たものだった。こちらは基本構図・デクパージュ・キャラ、全てに映画の王道・基本美に即した、感動的銘品で、小劇場的に限らずそれらを崩した次作の大胆辿々しさには踏み込む前の、標準的感動作だが、色んな状況が配置・その段差・大小が消えてく意外流れが、相互をカヴァーしつくしてく。翌日にはその旧校舎解体に入る、卒業までの2日間、やり残した事で卒業などなければ、と思ったり、何の名残惜しさや友も出来ず早く過ぎてくれ、と思ったり。亡くなったBFとの決まった場と繰返しの記憶、図書館籠りを心配してくれる似た体験の教師、残るのと東京出でヒビ入ったカップル、示し合せ悪戯でトリとなる奇抜バンドを本来の才へ戻す策、ら様々な自己見直しと他者目覚ましの係わりの絡みが、拘り解消+新しい壮大感へ。)

 

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殺したのは誰だ

製作国・地域:

上映時間:

91分

ジャンル:

3.7

あらすじ

義理も人情もなく、一台でも車を多く売った者が勝者という世界。女房を亡くしてからというもの栄吉は全てがうまくいかなくなったように感じていた。華やかな世界の陰で、落ちぶれた自動車セールスマンと…

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