私が最近見た映画635
「人生はビギナーズ」
息子のオリヴァー（ユアン・マクレガー）に、ゲイであることをカミングアウトしたハル（クリストファー・プラマー）。妻に先立たれ、自身もガンを宣告されるが、父は75歳にして新たな人生をスタートさせる。一方、オリヴァーは38歳になっても、内気な性格からなかなか恋をすることができない。しかし父が亡くなった後に仲間から呼び出されたパーティーで、運命の女性アナ（メラニー・ロラン）と出会い…
最近映画館で予告をよく見る「C'MON C'MON」に向けての予習としてマイク・ミルズ作品を鑑賞。
今作よりも「20センチュリー・ウーマン」の方が有名かも。
淡々としてるかのようで、そこまで振り切ってはいないような独特の雰囲気を醸し出す作品。
現在なのか過去なのか…そういう演出のため一瞬戸惑ったりもしたけど、作品が奏でる空気感にすっぽり包み込まれてしまった。
人生とはこんなもので、ゆったり小川が流れるように身を委ねたい。
30代の今よりももっと歳を重ねてオリヴァーもしくはハルの年齢に近づいた時、更に見えるものがあるのかもしれない。
愛という得体の知れないものを掴むために手を必死に伸ばしてる自分にはまだ到達していない境地なのかしら。
作品のテイストとかは全然違うのに、「（500）日のサマー」のような。
82歳でありながらチャーミングなクリストファー・プラマーのスマイルに心奪われた。
私的には☆☆☆.7かな。
