erika

イリュージョニストのerikaのレビュー・感想・評価

イリュージョニスト(2010年製作の映画)
3.5
主人公タチシェフは初老の手品師。大道芸人達が段々必要とされなくなる時代のなかで、旅回りでショーを開き生計を立てていました。
ある時、タチシェフは離島で貧しい少女アリス出会います。彼女は手品を"魔法"だと信じてしまい、島を離れるタチシェフに着いてきてしまいました。
しかし、タチシェフもまた彼女に生き別れた娘の面影を重ね一緒に暮らし始めるようになります。

手書きのイラストのようなアニメーションがすごく素敵✨どのシーンを切り取っても額に納めて飾りたいくらいです。
高畑勲監督の「かぐや姫の物語」を連想させました(*´ω`*)

強く哀愁を感じる映画ですね。
時代の波には勝つのは難しい(´-ω-`)
腹話術師さんの行く末が切なかったなぁ。
あんなにいつも人形と楽しそうにしてたのに...
それに、2度あった質屋さんのショーウィンドウのシーンも...

アリスを責めるレビューが目立ちますが、私は2人共に悪かったんじゃないかなと(^-^;
勿論悪気はなかっでしょうけど、純粋さも過ぎれば残酷ですし、真綿で包むだけが優しさではないはずです(*´-`)
魔法はいつか解けるもの。
ラストはあれで良かったんだと思います。
erika

erika