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処女の泉のペインのレビュー・感想・評価

処女の泉(1960年製作の映画)
4.5
久々のベルイマン。『エクソシスト』や『ヘレディタリー/継承』といったホラー名作群にも多大な影響を与えているベルイマン作品は、元々ある種ホラー的であるが、本作は一際人間の暗部を抉り出すエグいホラー的な1作であり、話の筋も極めて一直線上で見易く面白い。

映画としての完成度は言うに及ばず、徹頭徹尾引き締まった美しい画面構成故に本作が内包しているエグみがよりショッキングに際立つ。

また『鮮血の美学』というタイトルで『エルム街の悪夢』のウェス・クレイヴン監督により血みどろホラーとしてリメイクされたのも合点がいく1本。
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