Haruki

処女の泉のHarukiのレビュー・感想・評価

処女の泉(1960年製作の映画)
3.9
ベルイマンの「第七の封印」やブニュエルの「ビリディアナ」のように、神の沈黙をテーマにした作品。

キリスト教と土着信仰が混在する中世のスウェーデンを舞台に信仰の限界を描き、世の中に翻弄される人間の数奇さを映し出す。

父親が木を倒すシーンは圧巻。

一見救いがあるように見えるラストは、実は無情で救いがない気がする。
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