糸侖

怒りの葡萄の糸侖のネタバレレビュー・内容・結末

怒りの葡萄(1940年製作の映画)
3.9

このレビューはネタバレを含みます

故郷の地。砂嵐で土地が痩せ、地主に追い立てられ故郷を追われる。

一族大所帯でみんなで協力して生きている。トラックに家財道具を乗せ、そして全員が乗り、タイヤは沈み、ギリギリで走る車。祖父、祖母と道中亡くなる。農園での仕事を求め、転々とする。

事件が起こっても、家族が欠けていっても、庶民は強く生きていくしかない。農園では人をたくさん募集して当初よりも賃金を値下げ。でも仕事がもらえるだけましなのか。家族が団結しているからなんとかやっていけているように思える。絆がなければ、揉めてばかりいれば到底やっていけるとは思えない。庶民の雑草魂をまざまざと見せつけられる。

事件は起こるけど、たんたんとした日常という感じ。
元牧師がなんだかんだとても良い人。
糸侖

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