糸侖

無防備都市の糸侖のネタバレレビュー・内容・結末

無防備都市(1945年製作の映画)
3.8

このレビューはネタバレを含みます

ラストの神父処刑の際、兵士たちがみんな殺せずわざと外すシーンに宗教というものの大きさを感じた。上官によって撃たれたが、味方か敵かということよりもまず司祭であるということの重み。
子供達がそれをじっと見ているというのもつらい。これからのあの子たちがどう生きていくのか。

男女の仲が拗れたからと居場所をナチスに伝えてしまう馬鹿な女。それがどういうことかわからない弱さ。

憎しみが増えていくだけ。何も生まない戦争の悲惨さ。
糸侖

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