ふぇりな

男たちの挽歌のふぇりなのレビュー・感想・評価

男たちの挽歌(1986年製作の映画)
3.7
香港映画強化期間その9🇭🇰
THE 香港マフィア映画といった感じの硬派な作品でした。基本的にテンポよくサクサク進むので、飽きずに観られます。ただ、ところどころ演技がわざとらしくて笑っちゃいそうになったのと、バンバン撃たれてるのに全然死なないのがちょっと面白くて、あれ、これってギャグなのかな?と思わないでもなかったです。笑 そんなところも突っ込みながら気軽に観る作品だと感じました。

レスリーチャン演じる弟キットがダントツでよかったですね。彼だけ抜きんでて輝いていて、主役を食っている気がしました。ただ、現実には絶対いてほしくないタイプですが(ゴミ箱漁って放置は最悪すぎる)…。笑 次点で親友マークがいいキャラしていたと思います。あと、タクシー会社のケンさんが一番の常識人で聖人すぎる…大変だろうけど報われてほしいですね。
アクションもかっこよかったですし、終盤の爆発なんかは盛り上がりました。やっぱりアクションはこうでなくっちゃという感じがします。

ラストシーンのカットも好きでしたし、黒社会の複雑な関係性をうまく描いていた作品でした。次作もレスリーチャンが出ているみたいなので、観てみようと思います!
ふぇりな

ふぇりな