ふぇりな

カリガリ博士のふぇりなのレビュー・感想・評価

カリガリ博士(1920年製作の映画)
3.3
確か何かの元ネタと聞いてウォッチリストに入れておいたのだと思うのですが、何きっかけだったのかを忘れたので元がどうのとかもわからなくなりました…。笑 多分、マッシブタレントなのかな…。
無声映画を最初から最後まで観たのってそういえば初めてかもしれません。独特の雰囲気があってこれはこれでいい味を出していますね。

ただ、肝心の内容については、画面が暗くて誰が何をしているのかわかりにくかったのもあり、あまりのめりこめませんでした。一応オチとかは理解できましたが、うっすら思っていたものだったので驚くほどではなかったです。
ただ、相当昔の作品が配信という手軽さで観られるだけでもすごいと思いますし、何より今でこそありふれた展開でしょうが、むしろこれが始祖であり、他がネタ被りしていると考えると画期的だったのだろうなと推察します。やはり、古典作品から観ていくのが本当は一番新鮮なのでしょうね…実際は難しいですが。

しかし、無声映画ではかなり重要であろう音楽が、個人的にはあまりマッチしていないように感じられたのが惜しかったです。そのちぐはぐさが不穏につながってもいる気はしますが、怖くはなかったし…いろんな意味で黎明期の作品だなと思いました。
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