ジェームズ・ディーンの演技力と存在感が作品の全て。
何回みてもどうしてそんなに早く逝ってしまったの?と何度も何度も思う…
物語は旧約聖書のカインとアベルをもとにした小説で1910年代が舞台。
絶対的な宗教観の善悪、第一次大戦にアメリカが参戦する時代背景などがうまく機能しています。
敬虔な父親に対して愛情を欲し、優等生な兄に劣等感を抱き、死んだはずの母に何かを求めてしまう。
若者の孤独や焦燥感というよりも発言も行動もほぼ小学生男子状態なのに、とにかくどの場面も、どの表情もジミーの全てが絵になるという奇跡。
最後の看護師のキャラまで良い。
脚本、音楽ともに素晴らしい名作です。