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グラン・トリノのnnmのネタバレレビュー・内容・結末

グラン・トリノ(2008年製作の映画)
4.7

このレビューはネタバレを含みます


軽率な言葉だけどまちがいなく神映画だ…最後までかっこいい、男の生き方を貫き通したってかんじ。工具、銃、勲章、グラントリノ、そしてウォルト自身もまさに骨とう品ですね。変わらないことの貴重さ、すごさを変わりゆくものを通して強くかんじる。
しかしこの偏屈なじじいが愛しくてしかたないな!戦争のことに囚われ続けているのも、ずっと自分を許せなかったのも、子どもと接し方がわからなかった、地球上で最高の女性と結婚したっていうのも、タオたちと少しずつ心を通わせていくのも、見ていていとおしさしかない。みんなからは嫌われ者だったかもしれないけどその根底に優しさや一貫した考えがあるのはなによりも素敵なことだし、それをわかってくれる人は少なからずいたんだなって思えるから、報われますな。タオやスーやその家族、息子たちとその家族とか、あと神父さんとか友だちとか、亡くなったけど奥さんとかね。素敵な人たちに囲まれていたなと。
ウォルトが復讐しにいくシーンはも~もう~~!!!!ってかんじだ。チンピラたちに手出ししたことにまた自責の念とかをかんじて自分でケリをつけにいくっていう、まったく男だな……
もうひたすら感心というか感服というか…尊敬できる映画にあえたと思う。また見たい。
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