プリンス

クレイジー・ハートのプリンスのレビュー・感想・評価

クレイジー・ハート(2009年製作の映画)
4.2
いつも下らない映画のレビューばかりして、ご迷惑を掛けております。糞映画と安乳に溺れて、すっかり身を落としてはおりますが、時々隠れてソコソコの映画も観る事もある訳です。またしても夜中に失礼いたします。プリンスです。
今回は、「クレイジー・ハート」
ジェフ・ブリッジス演じる、落ちぶれたアル中のカントリー・ミュージャン、バッド・ブレイクのお話になる訳であります。そりゃ、浮き沈みの激しいギョーカイですから、イイ時もあれば、悪い時もある訳で。すっかりどん底なドサまわりツアー生活ではありますが、そんなに酷くは描かれてないんですね。酒浸りでも、ステージに上がればプロ。機材や音への拘りはちゃんとしてるしね。それなりに仕事してますよ!そして、意外な事に、イイ人!彼を取り巻く周りの人達も皆イイ人達ばかり。屈辱的にすっかり売れッ子になった弟子のミュージシャン(コリンファレル)も、登場してみりゃ全然イイ人っ!なんだこれは。悪いのは酒だけか!?
そんなツアー中のサンタフェでバツイチ子持ちのある女性と知り合い、恋仲になる訳であります。ちなみにオッサンはバツヨンね!ささやかな幸せを満喫する訳ですが、ちょっとした事で上手く行かなくなるんですね。これがまあ、男からしたら厄介厄介!!こーゆう女性の心境、本当に男には理解できないんですよねー。本当に良くある話で、誰でも経験ある様な事だと思いますよ。こうなったら世の男性は、ただひたすら奥様や彼女に頭を下げるしかありません!そして、真面目に仕事して結果を出せばイイんです!!
好みはあると思いますが、観て損はしないでしょう。40代50代のオッサンなら、きっと何か共感出来るモノがあるはずです!
ちょっと話は逸れますが、この手の音楽は日本では一般的ではありませんよねー。良く言われる演歌とゆうモノとは、意味合いが違うと私は思っておる訳であります。白人のカントリーも黒人のブルースも後のロックンロールや、ポップスのルーツミュージックで、古えのモノでも年寄りのモノでもなく生活に深く密着しておるモノ。ここらへんの音楽に関しての文化レベルに関しては、日本は足元にも及ばない訳ですよ。ですから、こーゆう題材の映画は沢山ありますが、悲しいかな日本では永遠に作れないと思います。
真面目にレビューしましたが、具合が悪い訳ではありません。次からまた糞映画になります。
それではまた!
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