女優クリスの娘リーガンの様子がおかしくなり、様々な病院で診てもらうものの原因が分からない。
クリスは教会からやってきた神父に、娘リーガンの悪魔祓いを依頼する。
聞いたことのある有名な音楽と丁寧な映画作り。
エクソシストものの映画はたくさんあるけれど、この作品は抜かりなく作り込まれていて、人間の生活に忍び寄る悪魔の姿や悪魔とのやりとりをじっくりと観られる。
あんなに可愛らしかったリーガンが鬼のような形相になり、知らないはずの下品な言葉で攻撃してくる姿は悪夢そのもので、子どもが見たらトラウマになりそうだと思ってしまうほど恐ろしかった。
いま観ても古さを感じない、完璧に限りなく近いホラー映画でどんどん盛り上がっていくストーリーに、ぴったりはまるようなラストが心を掴む。
それぞれのキャラクターをじっくり見せてくれることで何故そのような行動を取るのか分かりやすい。
血だらけのリーガンが怖すぎて、子どもの頃に観なくてよかったと思った。