punk親父

リトル・ダンサーのpunk親父のレビュー・感想・評価

リトル・ダンサー(2000年製作の映画)
5.0
公開当時映画館で鑑賞。当時も感動したが、久しぶりにDVDで観てみた。
公開当時と違い、自分も独身から親という立場になって改めて観ると、どうしても親目線になってみてしまう。
そして親目線で観た今回は父親役にやたら共感して涙してしまった。
自分の期待を我が子に寄せてしまう気持ち、それとは裏腹に期待とは違う方向に向かっていく息子。分かってあげたいけど認めたくないのは、まだ自分の考えを優先させたいから。
でも、まだまだ子供と思っていた我が子が自分の意思を持って反発する姿を目の当たりにして、ようやく「自分は親として、自分のことより子供のことを精一杯支える」と腹を括るシーンは本当に身に染みる。
父親が自分の信念を曲げて恥を忍んでスト破りするシーン、息子を送り出すバス停で抱きしめ合って無言で涙するシーンで涙腺崩壊しました。

意思表示するくらいの年齢のお子さんを持つお父さんは、一度観てみることをお勧めします。

改めて良い映画に出会えていたことに感謝。
punk親父

punk親父