スクリーン2番

リトル・ダンサーのスクリーン2番のレビュー・感想・評価

リトル・ダンサー(2000年製作の映画)
4.4
断言できるけど良い映画。
親からボクシングを習わされてた男の子が、バレエ教室の練習風景を見たことがきっかけでバレエに興味を持つようになる話。

男がバレエやってもええやろ!ええやんええやん!
父親も兄もバレエには反対。昔ダンサーだった祖母は要介護で家庭内での発言権は弱く、心の支えの母親も亡くしてしまっている。
なかなか男のバレエを理解してもらえない孤独なビリー少年。窮屈な家庭から解放されたように踊りまくるビリー少年と、少年の才能をいち早く見抜いたコーチとの関わりや、友情、家族愛などなど、どの点から見ても総合的に素晴らしい映画だった。

泣ける!が売り文句の映画って好きじゃないし露骨に泣かせに来る下品な作品は馬鹿にされてるようで観る気も起きないんだけど、この作品はテンプレートなストーリーでありながら自然と泣けてしまう様な温かい映画になっていた。

やりたいことやりゃええんじゃ!