賽の河原

アイアンマンの賽の河原のレビュー・感想・評価

アイアンマン(2008年製作の映画)
3.6
マーベル弱者なので勉強中。素直にまとまってるしノイズも少なくてアガる。
「武器商人」のトニースタークが正義に目覚め、アイアンマンになるまでのお話。トニースタークの序盤の描き方も非常に手際がよくて、それでいて嫌な感じがしないのは見事。武器のくだりなんか現代的なテーマとも言えるんで彫りこめる余地はあるんだけれどあくまでカラッと楽しく無邪気なアメコミヒーロー映画という感じ。悪役たちも、とにかく「こいつら悪そうだなー」って感じなんだけどそこに政治性とか宗教性とか思想性は漂白されているのが非常にさっぱりとしていて軽くていい。
正直ヴィランの方が強そうだけど、気合いでねじ伏せててまあそれはそれでいいんじゃない?という。まあ伏線活かして倒してたら絵的に凄く地味になっちゃうよね。ラストシーンからクレジットの流れも秀逸。音楽もかっこいいです。
賽の河原

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