賽の河原さんの映画レビュー・感想・評価

賽の河原

賽の河原

映画の日にしか映画館に行かない非映画ファンを名乗っていましたが、最近はそういう頻度じゃないですね。コメント、フォローはお気軽にどうぞ。長文になりがちです。

全員死刑(2017年製作の映画)

4.0

評判の良さに対してかなり懐疑的だったんですけど、結論からいうと徹頭徹尾公序良俗に反した映画で最高でしたね。本当にバカな映画でしたねw
最近、倫理観の底が抜けたお話の日本映画って多くて、大体「園子温の
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ブレードランナー 2049(2017年製作の映画)

4.1

「荘子の胡蝶の夢の悪夢版っぽいな〜」なんて思いながら観てましたけど、「胡蝶の夢の悪夢版」ってよくよく考えてみると「夢か現実かよく分かんない悪夢感」であり完全に「ディック的」というね。
そういう意味では
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gifted/ギフテッド(2017年製作の映画)

3.4

500日のサマー、異常に好きです。マーク・ウェブ監督の新作。
テクニカルなことが出来る監督なのに敢えてシンプルにオーソドックスに作った、ビックバジェットムービーからのリハビリテーション的な、そんな感じ
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ダンサー、セルゲイ・ポルーニン 世界一優雅な野獣(2016年製作の映画)

3.2

酷い語彙力で説明すると、セルゲイポルーニンさんがチョー才能あって、才能がヤバすぎて最年少でイギリスのロイヤルバレエ団のプリンシパルになっちゃうんだけど、電撃退団したり自分探ししたりしながら、なんやかん>>続きを読む

IT/イット “それ”が見えたら、終わり。(2017年製作の映画)

3.0

子どもが連続して消えまくる田舎街、コンプレックスを抱えたいじめられっ子のガキたち「ルーザーズクラブ」がチョー怖いピエロに立ち向かうお話。
劇場で観ましたけど、私の人生における劇場体験の中でもかなり「怖
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リトル・マーメイド/人魚姫(1989年製作の映画)

3.6

最近ディズニープリンセス観るのハマってますね。短いし楽しめるし最高ですよ。このお話は過渡期的な作品ですよね。
人間から見ると海の底であろうとすっごく自由に泳げるアリエルは楽しそうな一方で、アリエルはそ
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君の名は。(2016年製作の映画)

4.5

封切り間も無く劇場で観たんですが、そのときは正直う〜んというか。あんまりピンと来ない部分はあったんですけども、すげ〜ブームになっちゃって、そんなにスゲーかな?なんて思いながら新海誠作品全部観直して考え>>続きを読む

先生! 、、、好きになってもいいですか?(2017年製作の映画)

2.7

仕事柄、中高生相手に仕事をしているぶん、こういう中高生向けの映画をニヤニヤしながら観に行くの、意外ときらいじゃないですね。まあいつものご都合主義的展開ですよ。中盤までは結構ギリギリのバランスでやってた>>続きを読む

ジュラシック・パーク(1993年製作の映画)

4.7

WOWOWでやってて、字幕なのに結局最後まで見ちゃったよ!w 普段あんなに2時間劇場とかで「長いなー」とか思ってるのにw めちゃくちゃ良く出来てて死ぬ。
子どものときは毎年のようにテレビでやっててその
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打ち上げ花火、下から見るか? 横から見るか?(1993年製作の映画)

3.4

アニメ版見てから初めてちゃんと見ましたね。確かにこれがドラマでやってたら熱いですね。
アニメ版のダメなところはやっぱり殆どが原作から加えられた部分なんですね...。英語とかでもそうじゃないですか。単純
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ファウンダー ハンバーガー帝国のヒミツ(2016年製作の映画)

3.5

あんましいいコンディションで観ることが出来なかったんであんまし深いとこまでは書けませんけれども(要は寝不足)
TSUTAYAとか行くと「資本主義映画」っていう映画の棚あるじゃないですか(ない)
んで今
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野火(2014年製作の映画)

3.3

いやー、正直こういう重さの映画を評するのって難しいというか、明らかに作り手側のこの題材に対する想い入れが深くて、原作を俺なんかより読み込んでいて、テーマを掘り返してると思うんですよ。
そしてもっと言う
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ドリーム(2016年製作の映画)

4.5

正しくて面白いし映画的!
もう言うことなしというか、ダメなところが思いつかないですわ。例えば「いやいや、こいつら『持ってる黒人』でしょ?『持たざるマイノリティ』はどうなるんだよ!空虚な正しさみたいなの
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ナラタージュ(2017年製作の映画)

3.8

生徒に薦められて半笑いで観に行ったシリーズですw
半笑いで観に行ったんでアレなんですけど、正直期待値はゼロで、なんだか松潤と有村架純で行定監督監督でドーン!大味!泣きのインフレ!みたいのを期待していた
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死霊館(2013年製作の映画)

3.2

TSUTAYAで手に取った感想は「...ホラーの割には意外に長いんだな......。」って感じだったんですけどまあ退屈はせず2時間弱見られましたね。
良かったのはまず、「実話とは...」っていう話です
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パターソン(2016年製作の映画)

4.0

この映画のよく出来ている点は2点あって、第一に「何も(少なくとも映画的に盛り上がるようなことは)起きない」という点と、第二に「日常を肯定出来ない人間に対しての相対的な視点も確保されている」という点でし>>続きを読む

塔の上のラプンツェル(2010年製作の映画)

4.0

すっごくハッピーエンドで最高だったです。綺麗な三幕構成になってて、「いいかー?脚本ってのはこう書くんだよ!」的な作りですし、もうあのティアラだけでディズニー好きな女子生徒とかにマクガフィンとは何かって>>続きを読む

マンチェスター・バイ・ザ・シー(2016年製作の映画)

3.7

村上春樹は自らの仕事を「文化的雪かき」と称してますね。今年も残念ではありましたけど、村上春樹自身数少ない交流ある作家の1人であるカズオ・イシグロが受賞して良かったんじゃないですか。実際いい小説書いてま>>続きを読む

その砂の行方(2017年製作の映画)

1.5

「光」と併映。正直言ってちゃんと作り込んだ「映画」になってないから完全に蛇足な気が...。

(2017年製作の映画)

1.9

映画の音声ガイドとか取り上げててすげ〜ポリティカリーにコレクトな感じの映画で最高でしたね。
ポリティカリーにインコレクトなこと言わせていただくと、映画って聴覚や視覚に障害のある人が本当の意味で十全に受
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映画 夜空はいつでも最高密度の青色だ(2016年製作の映画)

-

最高密度のクソだし、お前らの感じる生きづらさは俺が舐めて来た辛酸や生きづらさとも違う。若者の気持ちを描いているなどと言われるが、若者から言わせていただくと迷惑。精神病を抱えた女と男、障害者の恋愛を描い>>続きを読む

セールスマン(2016年製作の映画)

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空虚な中心
イラン社会がとかイスラーム社会がなどと訳知り顔で評している人々はカッコいいし頭いいですね、セールスマンの死の戯曲から語ってスノッブでいいですね。とか思いますけど、そういうやつらこそアスガ
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ハクソー・リッジ(2016年製作の映画)

4.5

「ダンケルク」よりも後に本作を観るという少し変な順番ではありましたけど劇場で観てきました。私は圧倒的に本作の方が好みでしたね〜。
CG使おうが使うまいが面白いものは面白いし、魅力をあんまし感じないもの
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パトリオット・デイ(2016年製作の映画)

3.2

2013年のボストンマラソンで起きたテロ事件をめぐる実話ベースのお話。実話ベース、というのもテロの場面なども含めてありとあらゆる場面に顔を出してくるマーク・ウォールバーグ演じる主人公はフィクションの人>>続きを読む

東京物語(1953年製作の映画)

4.0

何が面白いんですかね。
秋刀魚の味から小津映画観ましたけど、やっぱり面白いです。
古い映画ですけど今にも通じる普遍性がある。原節子がスペシャルだっていうのもなんとなく分かりますね。
イマジナリーライン
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美しい星(2017年製作の映画)

3.5

いやー、変な映画!w
感想、変な映画でした!終わり!って感じですね。勿論嫌いじゃないですよ!全然好きですね。全編に渡って変なテンションのオフビートな笑いがずーっと止まらないないですよ感じでニヤニヤニヤ
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新感染 ファイナル・エクスプレス(2016年製作の映画)

4.4

ゾンビ映画って、意識高いゾンビ映画と意識低いゾンビ映画があると思うんですけど、本作は断然意識高いゾンビ映画でしたね。
ゾンビでも怪獣でも意識高い映画を作ると結果的に社会そのものが批評されるというのがあ
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打ち上げ花火、下から見るか?横から見るか?(2017年製作の映画)

2.7

新学期も始まりまして、高校生にこの映画の感想を色々聞きましたけど、やはり一様に良くないですね。「君の名は。」みたいなのだと思ったら全然違った、みたいな話も多かったです。
とはいえ、私は全然期待していて
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牯嶺街(クーリンチェ)少年殺人事件 デジタル・リマスター版(1991年製作の映画)

3.8

4時間とかいう長時間の映画、普通に尻込みしつつ観たわけですけど、正直最初の1時間は「やべーなー...登場人物の見分けがイマイチついてないし人物の相関が掴めてねえ...しかも割と退屈...」とか思ってし>>続きを読む

ダンケルク(2017年製作の映画)

2.8

人生初の試写会でした。ノーランの作品は基本的に大好物だし、先に封切られた海外で興行は上々だし、評判も抜群ということで最高に期待して試写室で観ました。
ちょっと気を抜けさせるような、それでいて不穏で、と
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LION ライオン 25年目のただいま(2015年製作の映画)

3.2

地球というデッカイスケールでの迷子のお話。
最初っから映画観てると「いつになったらオーストラリアに引き取られるんだよ」なんて思うくらいには割と鈍重で退屈。もっと言うと「いくらなんでもインド酷すぎひん?
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