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炎と女のtapes201のレビュー・感想・評価

炎と女(1967年製作の映画)
4.0
人工授精による父性と母性の在り方というか、かなり答えの無い問題にチャレンジ。若き小川真由美様のツィギーかよ!という麗しいお姿が拝める、しかし、相対するようにその極端な滑舌の良さに脱臼。個人的には攫われた子供そっちのけで責任なすりつけ合いというか、各自の内奥に沈潜してるのが笑った。さすがブルジョア、さすが吉田監督。しかし、木村功は、こういう役やらせると本当に素晴らしい。名優。また、市井には地に這いつくばって凌いでる人間が大多数であったろう当時、イームスwなど鎮座するこのミッドセンチュリーモダンな家の中で巡る反吐がでそうなやり取りがよかった。森英恵の衣装も素晴らしい。
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