ガブXスカイウォーカー

ゲット・ショーティのガブXスカイウォーカーのレビュー・感想・評価

ゲット・ショーティ(1995年製作の映画)
3.6
マイアミの借金取り立て屋チリ・パーマーは根っからの映画マニア。取りたて先のLAで映画プロデューサー、ハリーと意気投合した彼は、本来の仕事も忘れ映画作りに夢中になっていく……
と言うあらすじなんだけど、物語の大半は、マフィアの借金取り立て屋(ジョン・トラボルタ)、借金まみれの映画プロデューサー(ジーン・ハックマン)、3流女優(レネ・ルッソ)、ギャング(デニス・ファリーナ)らの、30万ドルをめぐっての丁々発止のやりとりをおかしく描いている(劇中で登場人物たちが自分の哲学、思想、蘊蓄をやたら語るのは『パルプ・フィクション』の影響であろうか?)。映画を撮影するのはラスト数分だけ。俺は映画製作にマフィアがあれこれ口を出すドタバタ劇を観たかったのに!(笑)
本作は面白いことは面白いんだけど、感動もなく、鑑賞後に何も残らない。ヒマつぶしにはちょうどいい小品と言ったところか。

日本語吹き替え版は
チリ・パーマー(ジョン・トラボルタ):井上和彦
マーティン・ウィア(ダニー・デヴィート):勝田久
ベテラン声優を起用しているけどイマイチあっていない。ジョン・トラボルタは鈴置洋孝か磯部勉、ダニー・デヴィートは樋浦勉か青野武で観たかった。