スガシュウヘイ

月に囚われた男のスガシュウヘイのレビュー・感想・評価

月に囚われた男(2009年製作の映画)
3.5
ちょうどいい映画だったかなぁ。


ストーリーは難解すぎず、簡単すぎず、ちょうどいい。
あーそういうことか!のアハ体験がちょうどいい。
97分という尺がちょうどいい。
ハッピーエンド過ぎず、バッドエンド過ぎず、ちょうどいい。
暇なときに観る映画として、実にちょうどいい。


でも、よく考えるとルナインダストリーは、何故彼を一人だけ月へ送ったのか?
ガーティみたいな高性能なAI作れるような企業なら、もう人間いらないだろ笑。
月面作業は、全部コンピュータに任せちゃえばいいじゃん。

人間が一人いるだけで、その世話をしなければならず、食糧も準備しなければならず、またあの「最大のコスト」も支払わなければならず、無駄が多すぎる。

わざわざ「人間をひとりだけ」派遣する理由が、あんまり腑に落ちない。


もっとたくさん送るか、一人も送らないか、
普通ならそのどちらかになるはず。


ということは、この会社には「普通ではない」のっぴきならない事情があったということか?またはサムのほうに問題があったのか?
などと前日譚を妄想してみるのも楽しい。