激ムズの映画ですね…
ワーグナーのワルキューレを連想させるような音楽
ポニョの元の名前がブリュンヒルデなのでおそらく北欧神話を元にワーグナーが書いた『ニーベルングの指環』と人魚姫をミックスした話になっているのか?
ポニョと宗介が結ばれることにより、洪水がおき、天体は地上に降り注ごうとしていたのを、ポニョが人間になることによりそれを防いだ。
魔法が使えたキキは大人になることで魔法が使えなくなったのに対し、今回のポニョは人間になることで魔法が使えなくなる。
さらに『紅の豚』のポルコは人間になることを拒んでいた
『千と千尋の神隠し』では両親の愚行を娘が働いて帳消しにしていることからすると
大人たちが子供たちを騙し、無理矢理人間にさせ、自分達の世界が壊れないよう子供達に責任を押し付けているような印象を受けた。
洪水や月が地球に近付く描写は『ニーベルングの指環』の最後の章『神々の黄昏』もしくは北欧神話でいう『ラグナロク』の描写に同じようなことが書いてあった。
この映画に出てくる大人達は、子供の面倒をみない、どこか軽い印象を受ける
そしてラストはタルコフスキーのような画で終わる
ん~難しい!!