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超少女REIKOのmitakosamaのレビュー・感想・評価

超少女REIKO(1991年製作の映画)
3.1
当時は未見だったけど特撮くくりと言うことでDVD買って観てみた。
記録的不入りとのことだったらしいけど、思ったほど悪くない。後半にかけて話が二転三転して特撮のレベルも上がってくる。
後半が案外見応えあるけど、その分前半は安いなぁ。Vシネマかと思うわ。

大河原孝夫の監督デビューなんだね。東宝の自社所属の助監出身としては、おそらく最後の世代なんだろうな。自分で脚本を応募して売り込んだというから力も入ってたんだろうな。

そして観月ありさの映画デビュー作でもある。
眉毛太っ!顔自体は今とあまり変わってない気もするし、演技も今と変わらず上手くない。
でもアイドル映画の主役を務めるだけの存在感は凄いあるな。
超能力バトルもののチャチさを充分補ってる。

しかし91年の映画だから24年前。約四半世紀前だよ。観月ありさの変わらなさは凄い。
共演で島崎和歌子がいるけど今と全然違う。しかもお嬢様キャラで「◯◯ですわよ」とか言う。当時はそんな役割を当てがわれる位だったんだねー。
ワッコさん、ちゅうかないぱねまより後だね。

映画自体も若手監督の若気の至り的なパワーは感じる。粗くても突き進んで作ってる感じ。それがアイドル映画の持つ恥ずかしげも無いとこと良く合ってるよ。

しかしなあ、中盤の降霊術の時に、なんか宇宙に飛び立つシーンは恥ずかしすぎる。

まあ、この手のアイドル映画としてはかなり完成度高いんじゃないかしら?
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