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未来世紀ブラジルのbabyのレビュー・感想・評価

未来世紀ブラジル(1985年製作の映画)
3.8
やっぱり世界観最高すぎる、、、。
どこ行っても組織に挟まれる。
サムのように組織や仕事ではなく
夢を追い求める者への出口のない
包囲網が日本のサラリーマンを
見ているようだった。
サムの奮闘振りとは対照的に
ストーリーは夢を見させて現実にまで
押し寄せてその夢まで失望させる。
最後結構えっ!?と静寂に包まれたけど
ラストのシーンはあのカットで幕を閉じで
すごくすごく腑に落ちた。
単なるありがちな映画だったら
絶対手前で終わらせていた。
そこに少しの現実と大きすぎる儚さを
散りばめるラスト、、、
好きです。

テリーギリアムの世界は
夢や煌めきをその世界観のまま
観るものを陥れていくのが好きです。
夢のキラキラ感はずっと感じて
いられるから、観ていて楽しいし、
自分が異世界へタイムトリップ
しているようで少し集中してみると
ブラックユーモアが効いていて満足度
高い作品が多い気がしてきた、、、。

今年中に彼の作品たくさんみる。
映画館で観れて良かった。
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