藤田武彦

未来世紀ブラジルの藤田武彦のレビュー・感想・評価

未来世紀ブラジル(1985年製作の映画)
4.0
近未来の監視社会における恋物語。
ロボトミー手術を受け、椅子に座らされ、横を向くことを許されない主人公。

壁の中の怪しい設備、怖ろし気な武者像、紙と化して消えるアウトローなお助けマン、ショートカットのヒロインと、多くのキャラクターが現れる。
様々なシーンが、現代の我々を象徴している。

暗くなりがちなテーマを、シュールにコミカルに描く。
1985年作だが、今観ても全く古びていない古典的名作。
藤田武彦

藤田武彦