ぐろりあ

ミツバチのささやきのぐろりあのレビュー・感想・評価

ミツバチのささやき(1973年製作の映画)
3.5
何をおいても少女の美しく無垢な瞳だけで逸品でした。
初っ端から移動映画が村に来る時にトラックにしがみ付いて楽しみにしている子供たちのシーンで泣きそうになりました。
…また映画というマジックでやられそうな予感
光と影の美しさに圧倒されます。
その中で、母、父、姉のそれぞれから醸し出す純粋な視点と別の境遇もあるからもう大人の映画…
でも何処かいつも“精霊”の存在を感じながら裏で現実も見せるやっぱ大人の映画
作品全体の何処かに幼い頃の記憶というか、忘れていたような気がする何かを感じる瞬間があったような気がするのに…もう微か過ぎて思い出せません。
でも、私の中ではフランケンシュタインはこの作品の中にありました。
二十代の頃、この作品のビデオを借りて半分眠りながら見て…殆ど覚えていませんでしたが、フランケンシュタインの姿とこの少女のシーンがいまだに忘れられていませんでした。
ぐろりあ

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