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善き人のためのソナタのprocerのレビュー・感想・評価

善き人のためのソナタ(2006年製作の映画)
3.0

 舞台はベルリンの壁崩壊前の東ドイツです。とある作家と女優、そしてそれを監視する男が主となる作品です。鑑賞前にも既に重そうだと思いましたが、正直なところ予想に反して鑑賞後にこんなに清々しい気持になるとは思いも寄らないことでした。ネタバレをせずにご紹介するのが難しいのですが、テーマは重いはずなのですが、なんといってもラストの15分、この素晴らしさは群を抜いています。こういう作品に出会えることがあるから、映画を観ることがやめられないんですよね。

 気になった方は是非ご覧になってみてください。人間の醜さ、美しさを改めてかみしめながら、各々いろいろなことを考えさせられる佳作だと思います。
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